30歳の未経験が、5ヶ月でエンジニアになれた話
お久しぶりです。マコトです。
この度、自社開発企業より内定をいただきまして、5月からエンジニアとして働きます。
今回は、私が未経験からエンジニアとして転職するまでにやったことをまとめたいと思います。前回のブログも見てくださった方には、なぜフリーランスにじゃないのかと思う方もいらっしゃると思いますので、なぜフリーランスから就職へと軌道修正するに至ったのかについても触れたいと思います。先に結論を述べると以下のようになります。
- 学習は、環境が大切
- 就職活動は、何をやっていきたいか、将来どうなりたいかが大切
ざっくりと自己紹介
- 30歳
- 偏差値50前後の工学部化学科の大学院卒
- 前職は、非鉄金属系の分離回収プロセスの開発、分析、製造
- プログラミング未経験
見栄えのする経歴ではないのですが、開発の経験があったのはよかったなと思いました。就職活動の際、この経験をもとに、チーム開発において大切なことを説明することができました。
学習期間(2018.12 ~ 2019.02)
およそ3ヶ月間、プログラミングスクールに通いました。学習時間は、週に60 ~ 70時間を確保していました。そのほか、1日7時間以上の睡眠時間を確保するなど体調管理に気をつけていました。
なぜプログラミングスクールに通うことにしたのか
主な理由としては以下の2つです。
- 学習環境を確保するため
- チーム開発の経験を得るため
以前、働きながらオンラインで受講していたことがあったのですが、進捗が遅れ気味になったため、返金期間内で一度退会しました。実際に通うようしてから、同期から影響を受けて頑張れたり、学習や就職活動について情報交換できたりしたので、非常によかったなと思いました。
学習したこと
基本的にはプログラミングスクールのカリキュラムに沿って学習し、書籍で足りないと感じた部分を補うようにしていました。あまり他の言語には手を出さず、色々な機能の実装に挑戦し、できることの幅を広げようとしていました。
プログラミングスクールで学習したこと
- HTML
- CSS
- Ruby
- Ruby on Rails
- JavaScript
- jQuery
- Git
- GitHub
- SQL
- RSpec
- AWS(EC2、S3)
独学で学習したこと
- Bootstrap
- Heroku
購入した書籍
イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XNMMC9S
現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
https://www.amazon.co.jp/dp/4839962227
就職活動期間(2019.03 ~ 2019.04)
およそ2ヶ月間、就職活動を行いました。面接以外にも課題制作、Webテスト、適性検査があったり、面接中にホワイトボードプログラミングをすることもありました。
なぜフリーランスから就職へと軌道修正したのか
お付き合いしている方と一悶着あったのがきっかけでした(初めの頃は応援すると言ってくれていたのですが)。しかし、自分の持っているビジョンを達成するためにはどうすることがベストなのかを考えると、フリーランスより就職の方が合っているということ気づくことができたので本当によかったです。
使った求人媒体と成果
以下の4つの媒体を使用しました。
- Green
- Wantedly
- paiza
- プログラミングスクールからの紹介
Green
- 応募・・・・1社(内定)
Wantedly
- スカウト・・3社
- 気になる・・5社
- 面談・・・・1社
- 応募・・・・1社(1次)
paiza
- スカウト・・2社
- 応募・・・・1社(1次)
プログラミングスクールからの紹介
- 応募・・・・1社(1次)
就職活動のためにやったこと
- 就職活動の軸の設定
- ポートフォリオ作成
- 見た目の改善
- 口グセの矯正
- よく聞かれる質問に対する回答の準備
就職活動の軸の設定
以下の書籍より、企業選びについて大きく影響を受けました。今回の就職活動の軸として、「企業の掲げるビジョンが自分が持っているビジョンを満たせるか」と「社員が企業の抱えるビジョンに共感し行動しているか」を意識していました。新卒のときでは、とにかく就職することが目的になっていたからうまくいかなかったんだなと今更ながら気づきました。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である https://www.amazon.co.jp/dp/4905073413
ポートフォリオ作成
ポートフォリオ用のアプリは未完成のまま就職活動をやってました。学習期間中に完成させていればよかったなと思いました。
見た目の改善
以下の記事を参考にして、美容室にてこれから就職活動であるということを伝え、髪を切ってもらいました。さわやかさを手に入れたのですが、知人からはエモさがなくなったと言われました。
口グセの矯正
以下のツイートより、そういえば返答が「いや」から始まることが多いということに気づき、日頃から「そうですね」から始めるよう心がけてました。
「エンジニアは否定から入る」という話題が盛り上がってるみたいなのですが、去年バズった「まず『そうですね』って言え」っていう記事を思い出しましたw
— 勝又健太@テック系YouTuber (@poly_soft) 2019年1月27日
こういう簡単なことも「合理性がない。誤読を招く。時間の無駄」と頑なに拒否するカチコチ頭のエンジニアには是非ならないで頂きたいw(-_-;) pic.twitter.com/oOVvYkI4GT
よく聞かれる質問に対する回答の準備
面接が苦手だったので、以下のような面接でよく聞かれる質問に対する回答をEvernoteにまとめていました。ただ単に質問に答えるのではなく、企業理念や求める人物像にいかにマッチしているかを説明することを意識して回答を用意していました。
- 経歴・自己PR・志望動機を含めた自己紹介
- 転職理由
- 長所・短所
- 人からどうみられるか
- 今後(3ヶ月後、1年後、3年後)どうなりたいか
- ポートフォリオや課題制作で苦労した点
- プログラミングは楽しいか
やっててよかったと思ったこと
- paizaのスキルチェック
- 勉強会への参加
- 技術ブログ
paizaのスキルチェック
課題制作やWebテスト、ホワイトボードプログラミングをする際、やっててよかったなあと思いました。解くことが単純に楽しかったのでAランク問題までやったのですが、Webテストやホワイトボードプログラミング対策は、Cランク問題でカバーできると思います。
勉強会への参加
元々は情報収集や自身の勉強のために参加していたのですが、これによって日頃から積極的に学習していく姿勢が示せていたのがよかったのかと思いました。
技術ブログ
勉強会への参加と同様、日頃から積極的に学習していく姿勢が示せていたのがよかったのかと思いました。
できていたらよかったと思うこと
「即戦力としての活躍が難しい」という理由でお祈りされる場合が多かったので、募集要項にある技術でポートフォリオを作成するとよかったかなと思いました。さらにいうと、学習期間中またはそれ以前にも求人情報を確認して、募集要項にある技術について学習していればよかったとかなと思いました。
あとがき
技術的にもまだまだ未熟なため、今後も学習を続け、Twitterや技術ブログ等でのアウトプットを継続してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
技術ブログ
謝辞
学習面・就職活動面において、サポートしてくださったプログラミングスクールのスタッフの皆様、切磋琢磨・情報共有していただいた同期の方々には、感謝の念がたえません。本当にありがとうございました。
余談
本当に余談なのですが、就職活動中にめちゃめちゃ好きなバンドのボーカル・ギターの訃報があり、本気で凹んでいました。
30歳未経験からフリーランスエンジニアを目指してみる
はじめまして。マコトです。
2018年10月に新卒から5年半勤めた会社を退職し、今はフリーランスエンジニアを目指して、プログラミングの勉強をしています。
今回は自分の棚卸も兼ねて、なぜ会社を辞めてフリーランスを目指すに至ったのかについて書いていきたいと思います。
勤めていた会社について
リサイクル系の会社で、非鉄系リサイクルの研究開発をしていました。開発がひと段落してからは、プラントを動かしたり、分析装置を動かしたりしていました。そこでは色々な研修に行かされました。その中でも今回の決断に影響を与えたのは以下の2つです。
- 8ヶ月コツ塾
- 対話教育研究所
8ヶ月コツ塾について
ここでは、感情との向き合い方や自分が本当に求めていることを知ることができました。
これによって、自分は休息を求めていて、さらに当時の仕事に1ミリも興味を持っていないことに気づきました。やる気も起きないわけです。
対話教育研究所について
ここでは、今後の日本の状況、その日本で生き残るためにはどういう人材にならなければならないか、
自分がどんなビジョンを持っているかについて知ることができました。
ビジョンについては後述します。
今後の日本では、少子高齢化が加速し、労働人口を確保するため定年は引き上げられる。
そんな状況下でも生きていくためには、常に勉強してスキルを身につけ、仕事を得られるようにしなければならないとのことでした。
私は考えました。このまま今の仕事を続けられるのかどうか。
貧弱な私が60過ぎてもプラントで働けるのか。(現に腰を痛めてまともに働けない時期があった)
興味のないことについて勉強が続けられるのか。
どう考えても、この会社での未来の自分が想像できませんでした。
自分について
私はこれまで適当に生きてきました。
大学に行って就職したら、それなりの人生が送れると思っていました。
大学受験で化学科を選択したのも、化学が一番点が取れる科目だったから。
研究室も競争率が低い所へ行きました。
化学でどんなことがやりたいのかがまるっきり抜け落ちていたため、就職活動は苦労しました。
やっと決まった仕事でも興味がないため、頑張りきれず日々しんどさが増していっていました。
それなら自分の好きなこと、興味を持てることを仕事にしたらいいんじゃないかと思いました。
子供の頃は、ゲームが好きでした。ゲームのキャラクターの絵を描いたり、ゲームのBGMの演奏動画でギターに興味を持ったりと、私を構成する要素は色々とゲームが起点になっている気がしました。
それに、RPGツクールやFF12のガンビットシステムなどを通して、自分の指示通りに何かを動かせることに面白さを感じていました。
なぜプログラミングなのか
ゲームはプログラムでできているし、自分の指示通りに何かを動かせることが面白いと感じた経験から、プログラムに興味を持ちました。
2018年6月、プログラミングスクールの体験会に行き、簡単なプログラムを書いてみたり、実際仕事にできるかどうかを聞いてきました。
なんというか、やってて面白いし、自分にもできそうだなと思い、プログラミングの勉強を始めることにしました。
それに、プログラミングで何かを作るということが、上記の研修で発見した自分のビジョン
「自分の作ったもので人を感動させたり驚かせたり何かしら影響を与えたい」
にマッチしてそうだなと思ったからでした。
なぜフリーランスなのか
会社に入ると自分のやりたい仕事が選べないのではないかということと、色々な案件の仕事をしてみたいと思ったからです。
未経験では、そもそも仕事を取ることが難しいと言われています。今回選んだプログラミングスクールは案件保証があるため、その障壁は越えやすいのではないかと思っています。
これからについて
学習が終わってから1ヶ月は、クラウドソージング等でスキルと実績を積み、それから大口の案件に取り掛かって行きたいと考えています。
それでもダメだった場合は、派遣エンジニアとして経験を積んだ後、フリーランスに再チャレンジしたいと思います。